もっと宝石学

人間は、古来より宝石の美しさを愛でてきました。ダイヤモンドは永遠の輝き、とは昔あった宣伝ですが、まさにそれは宝石そのものを指すにふさわしい言葉でしょう。宝石の美しさとは、人や物にはないその永続性に対する憧れがあるのです。そして、その憧れは希少性にもつながっています。多くの岩石や石の中に、極々まれに含まれている原石の、それをさらに厳選したものだけが宝石と呼ばれるのです。それだけに、世界史に名を残す偉人から庶民までの誰もが、これを宝物として大切に扱ってきたのでしょう。さて、今回は「もっと宝石学!」として、古来より大切にされてきたこの宝石の知識や雑学などご紹介していきましょう。

人気のジュエリー企画などと称して、雑誌やテレビでよく紹介されているのがダイヤモンドやサファイヤ、ルビーといった比較的高価な石です。このうちダイヤモンドは、その硬度と屈折率の高さが美しさにつながっているということを、お聞きになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。ダイヤモンドは、硬度10と鉱物としては最も高い数値です。このおかげで、カット面がシャープとなり、また、屈折率が高いことでそのシャープな面に対して光の反射が強く鋭くなり、より大きく輝きます。これが、ダイヤモンドに強い輝きが起こる理由なのです。

一方、サファイアとルビーですが、実はこの2つの石が同じ鉱物だということをご存知の方は少ないのではないでしょうか。サファイアとルビーは、硬度が9とダイアモンドに次ぐ硬い鉱物コランダムに含まれます。元々、このコランダムは無色透明なのですが、ごく少量不純物が混じることで色が変化するのです。たとえば、酸化クロムが混じったものがルビーとなり、鉄やチタンが混じれば青いサファイアとなりますが、青以外の黄色やピンクといった色のものもあり、それも一般にはサファイアと呼ばれます。つまり、濃い赤色のものだけが、区別してルビーとされているのです。ちなみに、ルビーとピンクサファイアの違いは、含まれるクロムの量によって変わります。だいたい1%程含まれている場合はルビーとなり、それ以下0.1%くらいまでがピンクサファイアになります。

また、5%以上含まれると灰褐色となり、もう宝石としての価値はなくなってしまうのです。これらは、その硬度を利用して工業用の研磨用途に使われています。宝石とは、何ものも混じらない純粋な美しさを讃えられますが、このルビーとサファイアのように、ごく微量の不純物のおかげでさらに美しさを得ることもあるのです。

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